社会的企業家 活動レポート

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1.滋賀県にて進学塾を経営

授業

甲賀市水口町、蒲生郡蒲生町、蒲生郡日野町、滋賀県南部地域(家庭教師部)の4事業所を運営。生徒数300人程度の小さな学習塾。

2005年4月より、心の障がいを持つ教師を採用。蒲生校舎で起用。

2005年7月より、高齢の方の教師を採用。蒲生校舎にて起用。

2006年4月より水口校舎にて、何らかの問題で学校に通えない子ども達の指導教室を開始。

2006年高校を中退した生徒が、高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学試験検定)に合格。

(写真:蒲生校舎にて40名集団授業の様子)

2007年出版・広告事業への事業拡大のため、株式会社リクルートへ就職(49期)。塾長が不在のため、総合進学塾の形態から個別部、家庭教師部のみを残し、運営の切り替えを行う。

2011年三木校開校 家庭教師部の講師に学歴のある引きこもりの採用

2012年佐用校開校 滋賀県より卒業生で家庭教師部のエリアマネージャーを佐用校教室長に任命。集団教室(小学部、中学部、高校部)の再開

家庭教師部の兵庫県エリアマネージャーに、元社会的引きこもりの講師を任命。

佐用校で身体障害1級の障がいのある講師を採用。

広報部に長期失業者を採用。

佐用校講師陣

金海幸司が集団教室講師の研修長、ならびに高校部集団授業(1年、3年英数)を担当。設置の初年度より龍野高校、兵庫県立付属高校、佐用高校、相生高校など地域の高校から、電車で1時間以上かかる姫路の高校生が参加。

1学期中間テスト 高校部結果 数Ⅰクラス教室平均80点、数Ⅱクラス92点 英語Rクラス85点、英語Gクラス95点

授業風景

2.NPO法人けいかん

滋賀県社会的事業所のNPO法人けいかんにて、プロダクトマネージャーとして企画・営業・現場と経営と運営に携わる。

高齢者・障がい者・刑余者など就職が難しい方の仕事作りを行う。

【企画・実施された事業】
緑地管理事業、障がい者の特定労働者派遣事業、リサイクル事業、地域の作業所の製造商品の代理販売事業、セブンイレブンへ作業所製品の卸事業、遊園地での遊具設置事業、竹刈り事業、ゴルフ場保全事業、農業、地元農家の補助事業、サービスエリアでの継続販売事業、マンション等清掃事業、バザー、地域と作業所共同事業、しが障碍者作業所請負協議会の設置など。。。

・緑地管理業務

(写真:後ろの法面(斜面)の草刈りで始めての業務)

・シルバー人材センターとの合同事業

(写真:某大手企業の緑地管理業務で、シルバーさんが刈った草を、障がいのあるメンバーで集めていきました。)

・自社での高齢者雇用と作業

(写真:様々な方と共に、某大手企業の莫大な敷地を手入れしました。)

・地元の作業所との共同作業

(写真:地元の作業所さんと共に汗を流して、共に自立をするモデル事業)

・土山SAでの継続した販売事業

(写真:土山SAのようす。現在も引き続き販売を続けております。いらした時には声を掛けてください。)

・バザー

(写真:車イスDEウォーキングの様子)

・講演

(写真:自治体や様々な団体にお話をさせていただく場をいただきました)

 

3.社会的事業家として事業開始

・2011年より兵庫県姫路市に活動の本拠を移す。

・議員、事業家、先生や仲間への呼びかけを始める。

・国際連合事務局 DPI所属の国連NGOにて、本部の部長と支部の事務局長の任を受ける。

・就業困難者の社会参加の場として、林地残材予算より放置竹林の整備事業を企画。利活用として、竹バイオエタノールの抽出のため、東京工業大学中崎先生と面談。衆議院会館にて、松本環境大臣(当時)に政策秘書を通じて企画提案。歴代の環境大臣の秘書を務める平野秘書に企画提案。環境省地球温暖化対策課にて課長補佐に提出。農林水産省に企画中、震災のため中断。現在、めだかの会(竹林の整備(里山環境保全)を行い、園芸療法として研究されている会)と情報交換を続ける。

・同時期にODAの企画。対インドODAの骨子案を企画する。震災のため中断

・同時期に農業法人ジャパンファーマーズヤードを立ち上げる。取締役に就任。食の安全と、土作りを基礎とし、障がい者をはじめとする雇用、地域の作業所の就業の場を目指す。姫路市の基本計画に沿って、認定農業者取得に向け活動を開始。(2012年2月より、農林水産省六次産業化法認定事業者の認定農業法人となる)。放置竹林の利活用を行う。

・震災後、内閣府被災者支援対策本部より農林水産省食料調達チームの紹介を受け、ミネラルウォーターの支援の申し入れを受ける。アメリカより軟水5000万本確保、日本に導入計画を進める。海路による運搬に係る日数が長く、国内需要が早期に満たされたため、中止。防災大臣政策秘書の紹介で、東京電力本社に、アメリカの国防総省が使用する放射能測定機器の提案。

・国際協力事業として海外より希土類(レアアース)や、レアメタル、石炭、鉄鉱石などの資源を取り扱う。

・企業からの直接の依頼で、就業困難者雇用モデルなどのコンサル依頼を受ける。

・農林水産省、経済産業省、環境省の外郭の日本有機資源協会(JORA)の井狩専二郎氏と、米澤大氏と社会的企業家 金海幸司の3名で東京電力にガレキ処理の利活用として、ガレキ発電の企画書を提出する。以後、東京電力の専門員と議論を重ね、ゴミ発電での協力をいただく。現在、自治体の要請で議員勉強会に訪問している。

・国外からの最新技術を日本の企業や自治体とつなぐ業務を開始する。(韓国某1流企業より液晶技術を日本の某1流企業につなぐ)現在も技術支援事業を行っている。

・現在、地域の障がい者の作業所への仕事の提供ボランティアも始める。日本の某企業の消臭剤の分解、ワイヤーハーネスの分解、リラクゼーション用の製造、手芸、自転車の清掃などを提供

・学歴があり社会からリタイアしてしまった引きこもりの方の雇用として、学習塾を佐用町で開始。

・地元姫路市にて、教育と福祉を中心としたバイオマスタウン構想の勉強会を議員会館で開く。滋賀県水口テクノスへ視察同行。就業困難者の雇用の促進に向けて、構想を進行中。

・京丹後市のNPO法人一心会と兵庫県中部、兵庫県北部、京都府の福祉作業所へのしごとの提供と工賃拡大プランを計画。行政、民間、NPOの3団体で実現に向けて活動中。

・自然エネルギーや再生エネルギーやエネルギーの利活用を通してのまちづくりについて全国自治会連合会さんと環境と福祉を考える会さんと環境省事務次官(谷津龍太郎さん)を訪問。農水省・総務省・内閣府国家戦略特区地域起し担当・厚生労働省、と関連議員事務所で議論を行いました。

・外務省の国際開発協力第一課に行ってきました。 先日、元JICAスタッフを中心にサモアの開発について政府への提案を行いました。

・大韓民国大使館の総領事が作業所まで見学と打ち合わせにいらっしゃいました。社会保障制度と国際的協力援助について議論を行いました。

・韓国総領事の要請により6月26日~28日まで3日間、韓国社会企業代表の方々と日本の社会貢献をしている企業の皆様との交流を実施いたしました。日本最大の廃棄物の組合会長さんのご協力、お医者様のご協力を得て、様々な紹介を行うことができました。

・衆議院会館にて田村厚生労働大臣山崎秘書と障害者の労政について政策提言を行いました。

・株式会社マルハン戦略事業部へ社会事業の提案を行いました。厚生労働省へ報告を行いました。

・ノーリツの國井社長と意見交換を行いました。

・農林水産省で小水力発電について障害者の就労と小水力発電について提言を行いました。

・中藤弘彦先生のお力添えによって韓国の大学で2時間の講義を行いました。法学博士の宋先生の授業で「アジア共同体論」を講義いたしました。熱心な学生とアジアの課題や解決法を議論しました。

・韓国大統領主治医で東京大学医学部博士の朴商会先生より介護用品等の事業の紹介を受ける。日本企業へ紹介する。

・石油化学コンビナート防爆防炎コンテナ世界トップシェアの周社長と業務提携。

・2017年はばたんの作者ジュンボーさん来所。玄関にたくさんのはばたんを書いていただきました。

・累犯受刑障害者(矯正就労支援が必要な方)の日常生活および社会生活の場を形成する為、住む場所働く場所を 太子障害福祉センター 清水哲生 代表と設置。コレワーク(法務省)と話し合う。

・運営する福祉事業所のアクセサリーが楽天市場で「ハワイアンジュエリー部門」「ネックレスアクセサリー部門」で1位。大阪のシェラトン都ホテルで結婚式場のグッズとして展示。舞子ビラホテル、キャッスルホテルでも商品にラインナップ。三木市ふるさと納税返礼品に登録。「さとふる」に登録。

 

3.講演・講義

企業のCSRや、SRI、障がい者の雇用、就業困難者の雇用、環境についての講演を行った企業

2009年 約200社
2010年 約500社
2011年 約100社(活動を兵庫県に移したため、国会議員、県会議員、市議会議員、商工会、様々な団体等、作業所に講演・講義を行いました。)
2012年 現在活動中(沖縄県石垣島で市議会議員の勉強会で講演を行いました。大阪府維新の会、府議会議員に講演を行いました。姫路市市議会議員 公明党7名、無所属1名の議員に講演を行いました。)
2013年 約100社(主に環境に取り組む企業を中心に講演をいたしました。株式会社マルハン本社にて事業提案などを行いました。)
2014年 現在活動中。主に福祉関係者、厚生労働省との連携を強化しております。
2014年 大韓民国(韓国) 総領事が誕生日に事務所へ来所。日韓の社会保障やソーシャルファームに関して議論を行いました。
2014年 韓国政府の推薦を受けて韓国の社会企業家が多数来所。日本の企業、医療について案内をし、領事館で講義を行いました。
2015年 中藤先生のご厚意で神戸学院大学法学部で授業。
2015年 三木市市政報告会で障がい者の就労について講演を行いました。
2015年 韓国の大学でアジア共同体論について講義を行いました。
2016年 共同通信神戸支局の岩村さん来所。様々な意見交換を行い、事業を新聞へ掲載。
2017年 企業150社が集まる会で経済活動を通して社会問題を解決する社会的企業家の活動を講演

4.社会事業構築
2013年 特定非営利活動法人ソーシャルイノベーションを設立 理事長として運営に携わる。現在約75名の高齢・障がいをもっている方の雇用と賃金の保証を行う。様々な事業と社会実験に参加。
2019年現在 全国 63事業所 (社会福祉事業所)を設置。